1955-06-29 第22回国会 参議院 本会議 第29号
第三は、乗船地への旅費、送還費、帰郷費等の償還義務者として帰国者の配偶者をも加えたことであります。 この三点が今回の改正であります。 委員会におきましては、帰国者の取り扱い状況等について質疑応答の後に、採決を行いましたところ、全会一致をもって政府原案の通り可決いたしました。 右、報告申し上げます。(拍手)
第三は、乗船地への旅費、送還費、帰郷費等の償還義務者として帰国者の配偶者をも加えたことであります。 この三点が今回の改正であります。 委員会におきましては、帰国者の取り扱い状況等について質疑応答の後に、採決を行いましたところ、全会一致をもって政府原案の通り可決いたしました。 右、報告申し上げます。(拍手)
法律の要綱の二、三を説明いたしますと、一、領事官は、日本船舶を利用できるときは、その船長に対し帰国者の送還を命ずることができること、二、日本船舶が利用できない場合は、領事官は帰国者のために旅費等を貸付け、厚生大臣は帰国者が本邦上陸の際に帰郷費を貸付けることができること、三、帰国者又はその扶養義務者は、貸付を受けた帰国費及び帰郷費等を外務大臣又は厚生大臣に償還しなければならないこと等を規定いたしております
臨時措置の対象となる在外国民を除き、一般に領事官の駐在している地に在留する在外国民が、困窮のため帰国を余儀なくされ、あるいは在留する国の官憲による退去強制の処分を受ける場合におきまして、それらの者が自己の負担で帰国できないときには、領事官が、その職務の一端として、帰国を援助する等の措置を定めることを目的とするものでありまして、主として日本船舶の船長に対する送還命令、帰国のための旅費等の貸付、帰国費、帰郷費
二十八日この引揚団本部では援護局に対して、一、帰郷費として一人一万五千円、越冬資金二万円を支給せよ、一、越冬衣類を支給せよ、一、遊休住宅を開放して、引揚者の住宅保障をはかれなど五項目を要求、各引揚者もそれぞれ援護局内の旅費支拂い並びに物資交付所の受付で同様の要求をしていやがらせ戰術に出ている。」こういつた記事を私は見たのであります。このいわゆる引揚団本部というものがどういつた性格を持つておるか。
帰還者の故郷に帰る帰郷費は、旅費は一人少くとも一千円を支給しなければならぬ。これはぜひともやるべきである。 第二に、帰還者も、これは兵士の帰還者であるが、もう引揚者と同様に取扱つて、そうして物資を配給すべきである。今までは、兵士諸君の帰還者に対しましては、一般の引揚者、すなわち大連だの奉天だのに住いをもつていた引揚者とは違いまして、これに対しては物資の支給をしておりません。